学生が求めている先生の特徴とは?

塾講師

こんにちは!

現役で塾講師をしているdal.dalです。

塾講師をしていて、学生ってどんな先生を求めているのかと考えます。

優しい先生?厳しい先生?明るい先生?

これまでの塾講師としての体験から、学生が求めている先生はどんな先生かお話しします。



学生が求めている先生は、どんな先生?

3つの特徴をお伝えします

*塾講師を想定していますが、分かりやすいように塾講師を「先生」という呼び名で統一します。





特長1 注意ができる

勉強の妨害になる学生に対しきちんと注意ができる先生が求められています。

ですので、学生がうるさい、さぼっている、遅刻する、宿題を出さない、そのような学生に注意ができない先生は嫌われます。

それに気づいたのは、学生による評価からです。

私が勤めている塾では、学生が講師を評価します。

それで、学生の評価が私に返ってきたのですが、愕然としました。

悪い評価がずらり…TT

特に悪い評価がついたのは、他の学生がうるさい時、ケータイを触っている時、注意しなかった項目でした。

私は、塾では、優しい先生を演じていました。学生に対し、怒ることはありませんでした。

そして、学生に対し注意することもなかったんです。

学生が遅刻しても、うるさくても、ケータイを触っていても注意をしませんでした。注意している時間が無駄だと思ったからです。あまりに目に付く時だけ注意していました。

私は良かれと思っていたことが、実は学生には不満になっていました。

学生から注意に対する悪い評価を受けて以来、細かく注意するようにしました。

ただし、何回も注意をしていると、学生が慣れてしまい、学生が先生の注意を無視するようになります何回も注意していると、逆効果です。

私は注意に対する悪い評価を受けてから、厳しく注意するようにしてしまいました。

例えば、学生が遅刻したら「次から遅れないでください(冷たい顔)」、

宿題を忘れたら「次は忘れないで出してください(冷たい顔)」と言っていました。

注意を続けていたら、私が注意することに学生は慣れてしまいました。

そして、今度は私の注意を無視するようになりました。

例えば、宿題を出さない学生に、

私「宿題は?忘れたんですか?」 学生「…(無言)」

私「明日は出しますか?」 学生「…(無言)」

私「明日出してくださいね」 学生「…(無言)」

このように、無言を貫きます。無言を貫かれたら、こちらは何も対応ができません。

なので、注意は、何回も行わず、1回できつめに注意したほうがいいです。

最近の学生はプライドが高いので、他の学生達の前で、注意すると「あいつ、みんなの前で注意しやがった」と逆恨みするタイプがいます。

ですので、注意するときは、なるべく、呼び出して個別で注意します。

そして、呼び出すのを、みんなの前でするのです。

みんなの前で「●●さん、授業が終わったら、お話があります」と言います。

それを見ていた他の学生は「あいつ、うるさいから、呼び出しされたんだ」、「うるさいと呼び出されるんだ」と気づきます。

授業中に迷惑行為をすると呼び出されることを見せつけ、他の学生が迷惑行為をまねをすることを抑止するのです。

他の学生に迷惑になるようなことをしている学生には、きちんと注意をする。





特長2 熱意がある

人の熱意は伝染します。

なので、先生に熱意がないのに、学生に熱意を持たせることは難しいです。

学生が勉強に熱意がないのであれば、まず先生が熱意を持ちましょう。

では、先生はどんなことに熱意を持てばいいのか?

それは、「授業」です。

今の授業で満足しないで、さらに磨きをかけましょう。

私が高校生の時、数学の先生がいい加減に授業していました。

授業のうち、半分は自分の話をしていました。時間がだんだんなくなっていき、急に早口で説明して、終わり。

全然分からなかったし、この先生授業やりたくないんだろうなぁ…と思いました。そして、授業を全然聞かなくなりました。

よって、先生が授業に対して熱心ではないと、学生も熱心じゃなくなります。

学生は、授業を受けていれば、この授業のために、先生がどのくらい準備したのか分かります。

授業準備が多ければ、授業が良いとは限りませんが、授業準備が多ければ多いほど、先生は授業に自信が持てます。

私は、週末は、6時間程度授業準備をしています。

平日は、授業が終わったら、帰宅して、1時間~2時間ほど授業準備しています。

授業準備に給料は出ません!

自分のプライベートの時間が削られます!

休みくらい1日寝ていたい!

好きなことしたい!旅行したい!

やりたいこといっぱい!!!!!

それでも、私が授業に熱意がなければ、学生も熱意を持たないと思い、授業準備しています。


授業磨きに熱意をそそぎましょう!





特長3 表情豊か

私の塾では、学生から大人気の先生がいます。この先生を仮にA先生とします。

A先生は、学生からよく呼ばれるんですよね。授業のこと以外でも、学校生活で困ったことがあったら、A先生に相談するなど、A先生は学生に好かれているんだなと感じます。

私は、A先生がなぜこうも学生から人気があるのか不思議に思い、観察していました。

そうしたら、A先生が好かれそうな要素を見つけました。

それは、表情が豊かなことです。

A先生が、学生と話していると、「え~っ!すごいね!」とか「優しい~!」など、聞こえてきます。

それが、本当に気持ちが入っているリアクションです。

また、学生を褒める時はおもいっきり明るい笑顔で、学生から残念な話を聞いた時は、悲しそう表情です。

先生じゃなくても、リアクションをしてくる人と話すのは楽しいですよね。

表情が豊かだと学生は心を開きやすいのだと思います。


学生と話すときは表情豊かに!


まとめ

どうでしたか?

学生が求めている先生として3つの要素をあげました。

これらの要素も大切ですが、十人十色という言葉があるように、先生の個性はそれぞれです。

本やネットで書いてある先生の通りになるのではなく、

自分らしい先生になることが大切だと思います。

以上、学生が求めている先生でした!